健康歳時記



    ドライシンドローム


ドライシンドロームは、目の渇き(ドライアイ)、口の渇き(ドライマウス)、肌の渇き(ドライスキン)、陰部の渇きなどの乾燥症状のこと。

加齢とともに深刻になってくる渇き・・・
目が渇いてかゆくて仕方ない、目薬を頻繁に使う、食事が飲み込めない、会話しにくい、口が粘つく、味がわからない、クリームを塗ってもすぐ乾く、カサカサしてかゆい、そして誰にも相談できない陰部の乾燥と痒み、便秘がちになるのもドライシンドロームの一つで、こうした渇き症状は中医学の知恵を活用し、しっかり治していきましょう。


ドライアイ



    ドライシンドロームの原因は?

ドライシンドロームの発症原因として、エアコン、テレビ、パソコン、スマホなどの利用過多や、食生活の不摂生、睡眠不足、口呼吸や薬剤によるものなどが挙げられます。

健康な大人の方で、一日1リットル~1.5リットルの唾液を分泌し、一日2~3ミリリットルの涙が分泌されており、尿や便で1.6リットル、汗や呼吸で900ミリリットルの水分を排出しています。

こうした渇き症状に対して、食事でまかなえる量を差し引いて、一日あたりおよそ2リットルの水を摂取するように、と勧められることもあるかと思います。

夏や運動時にたくさん汗をかいた時、大気が乾燥する季節には意識的に水を飲むことは大切です。
しかし、それだけではドライシンドロームの対応としては不十分です。
ドライシンドロームの原因


ドライシンドロームは、自分で自分の身体を潤す機能が低下して起こる症状です。 砂漠に水をいくら注いでも潤わないのと同じように、そもそもの原因を解決しないと良くなりません。



    中医学でみるドライシンドローム

乾燥症状のベースには陰虚(いんきょ)があります。
陰虚のなかでも、脾胃陰虚の方は水をいくら飲んでもうまく吸収できない状態にあります。たくさん飲んだ水は体の潤いを補うことが出来ず、病的な水分(湿)となって溜まってしまうこともあります。
そこで、まず陰虚を改善する事をベースとし、同時に他に出ている症状に合わせて漢方薬を調整していきます。

 ドライマウスが強い場合 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、百潤露(ひゃくじゅんろ)、潤肺糖漿(じゅんぱいとうしょう)など。

 ドライアイが強い場合 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、百潤露(ひゃくじゅんろ)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、二至丹(にしたん)など。

 ドライスキンが強い場合 百潤露(ひゃくじゅんろ)、婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、紅沙棘(ほんさーじ)、八仙丸(はっせんがん)など。

 便秘、尿トラブルがある場合 百潤露(ひゃくじゅんろ)、二至丹(にしたん)、清営顆粒(せいえいかりゅう)など。

 不眠・不安感がある場合 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、百潤露(ひゃくじゅんろ)、天王補心丹(てんのうほしんたん)、牛黄清心丸(ごおうせいしんがん)など。

 シェーグレン症候群の場合 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)、百潤露(ひゃくじゅんろ)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)など。

※漢方薬は医薬品です。服用の際は亀甲堂カナヰ薬局にご相談にいらしてください。


    ドライシンドロームの養生法


 食事はよく噛み、刺激の強いものは避けましょう 唾液をでやすくする為にも食事はよく噛んでいただきましょう。
また、脾胃(消化器系)に負担がかかる香辛料、味の濃いもの、刺激の強い飲食は控えましょう。

 適度な運動をし、ストレスは適宜発散する デスクワークなどで動かない、ストレスフルな環境にいると、体内に熱がこもり乾燥症状を招きます。帰りは一駅歩く、少し早起きをしてストレッチを日課にする、など、積極的に身体を動かすようにしてみましょう。気血の流れも良くなりストレス発散にもつながります。

ドライシンドローム食養生

 おすすめの食べもの 黒豆、黒きくらげ、黒ごま、あさり、あわび、牡蠣、山芋、レンコン、くるみ、らっきょう、山査子(サンザシ)、梨、みかん、くこの実、松の実、蜂蜜など。


ドライシンドロームもシェーグレン症候群も漢方が味方になってくれます!
お気軽にご相談にいらしてください!
どなたさまもお気軽に亀甲堂カナヰ薬局までご来店ください☆

★コチラの記事もおすすめ★
免疫力を高めよう!

▲ TOP