止まらない咳の食養生


何かの拍子に咳がでて、止まらなくなることがあります。
非常につらいですよね。

コンコンと乾いた咳(空咳)を乾性咳嗽(かんせいがいそう)といい、痰を伴う湿った咳を湿性咳嗽(しっせいがいそう)といいます。

咳一回で2Kcalのエネルギーを消耗するといわれています。
咳が長引くと、腹筋が筋肉痛になったり、ひきつれを起こしたり、体力低下に伴いその他の病気にもかかりやすくなります。普段から体力に自信のない方は、とにかく早く咳をとめてあげることが大切ですね。

咳の状態や生活習慣や体質によって「何が原因で咳がでるのか」がわかります。 原因がわかれば的確な対応をすることで良くなるでしょう。

  • 空咳がとまらない
  • 慢性化した咳をなんとかしたい
  • 薬を服用しているが、苦しいのが治らない
  • このままずっと薬を服用し続けないといけないのか
中医学では、肺(呼吸器系)は、皮毛(お肌や髪の毛)気(き:生命エネルギー)を主し、に開竅し、大腸と密接な関係にあります。
呼吸器系に異常があると同時に『お肌や髪の毛がパサつく』『鼻が乾く』『便秘』といった症状が表れやすくなります。また、気を十分に生成できないため、怒りやすくなったり、情緒が不安定になったりします。

根本的な問題を解決する必要がありますが、咳は苦しいですし、体力を多く消耗しますので、中医学では『出ている症状に対応する薬』と『根本的な問題解決に対応する薬』の2本立てで対応します。

一見まどろっこしいと思われるこの方法が実は一番の近道で、「あれ?」と思った時には悩みの種の咳だけでなく、他の不快な症状もなくなっていることでしょう。 是非一度、ご相談にいらしてください。



とまらない咳、慢性的な咳




子どもの咳

子どもの体は成長途中のため、ウイルスを含む外から受ける刺激に対抗する力がまだ未熟です。

加えて、咳も痰も鼻水も、まだ上手に出来ない子どももおり、炎症をおこしたりして悪化するのも早いですが、子どもは正直ですので治るのも早いです。

咳がとまらなく、熱はなく、鼻水が水っぽい場合、成人ですと風寒タイプの咳嗽と判断するところですが、子どもの場合は、肺の中に熱がこもっている可能性も多々あります。

風寒なら杏蘇散(きょうそさん:紫蘇葉・杏仁・前胡・桔梗・枳殻・陳皮・半夏・茯苓・生姜・大棗・甘草)ですが、肺熱も冷ます場合は杏蘇飲(きょうそいん:紫蘇葉3g・杏仁3g・前胡3g・枳実3g・陳皮3g・黄ゴン3g・桑白皮3g・貝母3g・麦門冬2g・炙甘草1g)もおすすめです。



咳がとまらない時におすすめの食べもの


五行で肺と同じ分類の季節は秋です。
秋は収斂(しゅうれん)の季節、万物が成熟して収穫され、徐々に強い風が吹き、空気は乾燥します。

寝すぎは気の過労により、肺気の不足を起こします。
秋は早寝早起きをし、潤す作用のある食べものを積極的に食べ、また、体を冷やさないようにしましょう。エアコン対策はもちろんのこと、生ものや甘いもの、キンキンに冷えたビール、清涼飲料水などは身体を内側から冷やしますので控えましょう。

肺を潤す大根、ゆり根、梨、柿、れんこん、銀杏、紫蘇、はちみつなどを積極的に摂りましょう。

また、大腸の調子を整えることで肺の働きを助けることもできます。寒天、こんにゃく、きのこ類で大腸をきれいに整えましょう。

肺(呼吸器系)・皮毛・気、は密接に関係していますから、乾燥肌や髪がパサつく方、免疫力低下の方(気は表皮を守るバリア力も備えています)へもおすすめです。

咳の生活養生法



一日三度の食事を大切にしましょう。
薬食同源。食生活、生活習慣によって、健康にも病気にもなります。
また、自分の体質にあった漢方薬を上手に活用すると良いでしょう。

症状だけでなく、あなたの体質にあった食事のご提案も差し上げております。
どなたさまもお気軽にご来店・ご相談くださいませ。

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