むくみを治す食養生


中医学(中国漢方)では、水分コントロールに携わるのは、脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)の3つであると考えています。

乳児ですと体のおよそ75%が、子どもは70%、成人では60~65%、高齢者は50~55%が水分でできています。

口から入った水分は、まず脾が必要な水分を吸収し、肺へ送ります。
次に肺は皮膚や気道などを潤し、余分な水分を汗として発散します。この時、全身を潤すために水分を送り、最後に余った水は腎へと運ばれていき、更に不要になった水分は尿として排泄されます。

むくみを治す食養生☆亀甲堂カナヰ薬局


脾(ひ)が弱いタイプ


【特徴】
特に下半身がむくむ。体が重だるい。腰や下肢が冷える。痩せているか、水太り。たるみがある。肌が黄色っぽい。疲れやすい。気疲れしやすい。消化器系が弱い。泥状便または便秘。

【おすすめの養生法】
消化吸収力が低下しているため、炭水化物以外の栄養が吸収しにくいのが難点です。炭水化物を少な目にし、ミネラルビタミンたっぷりのおかずをたくさん摂ると良いでしょう。

おすすめの食べものは、玄米、あさり、あゆ、鯉、キャベツ、そら豆、白菜、れんこん、大根、かぼちゃなどです。

運動は筋肉がつくような少しハードなものがおすすめです。また、誠実な人柄ですが、気を使いすぎては自分に負担がかかります。何事もほどほどに。

脾(ひ)が弱いタイプ☆亀甲堂カナヰ薬局



肺(はい)が弱いタイプ


【特徴】
むくみやすい。喘息やアレルギー体質。気管支が弱い。肌は白い。肌が弱い。慢性的な冷えがある。落ち込みやすい。背中のうぶ毛が濃い。鼻がつまりやすいまたは鼻水がよく出る。口呼吸。

【おすすめの養生法】
免疫力が弱いので、しっかり食べましょう。

おすすめの食べものは、白きくらげ、れんこん、スッポン、ナマコ、ゆり根、こんにゃく、みかん、菊花茶などです。

激しい運動は向きません。ヨガや太極拳でゆっくり抵抗力をつけていきましょう。また、睡眠不足で憔悴しやすいので、睡眠時間はしっかりと確保するようにしましょう。

肺(はい)が弱いタイプ☆亀甲堂カナヰ薬局



腎(じん)が弱いタイプ


【特徴】
顔がむくみやすい。手足がほてる。顔が黒い。腰痛や関節痛がある。乾燥肌。抜け毛がある。爪が割れやすい。代謝が悪い。体温が低い。風邪をひきやすく治りにくい。協調性が高く、他人の影響を受けやすい。

【おすすめの養生法】
腎の機能を改善し、血の流れをスムーズにしてあげると良いでしょう。

おすすめの食べものは、山芋、黒豆、黒きくらげ、ひじき、まいわし、ほうれん草、人参、冬瓜、紫蘇などです。必ず温かい状態でいただきましょう。

また、腎機能が低下している方はマイナス思考になりがちなので、楽しく続けられる健康管理をしましょう。音楽を聴きながらヨガを楽しんだり、香りの良いハーブティーでリラックスも良いでしょう。

むくみを治す食養生☆亀甲堂カナヰ薬局



代表的な漢方薬


もともと胃腸が弱い、または食べ過ぎやストレスなどで脾胃が弱っている場合は五苓散(ごれいさん)、白い鼻水や痰が多く立ちくらみがある場合には苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などが代表的な処方です。

胃の調子が悪い、腹部膨満感があったり、口が粘る、体が重だるい、頭重などの場合は勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)も良いでしょう。

膝関節に水がたまる、水太りの方へは、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)など、下肢静脈瘤は防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)に田七人参(でんしちにんじん)や水蛭(すいてつ)をプラスオンすることもあります。

下半身のひどいむくみや尿が少ないまたは多尿などの尿の異常がある場合は牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)や真武湯(しんぶとう)がよく使われます。

一過性のむくみや生理前のむくみなどは、脾肺腎すべてを強化する意味で、六味丸(ろくみがん)+五苓散(ごれいさん)+当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を用いることもあります。

※ひとりひとりの体質や症状によって、おすすめの漢方薬が異なります。
貴方に一番ベストな漢方薬をチョイスする為にも、
服用の際は亀甲堂カナヰ薬局へご相談くださいませ

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